当院のむし歯治療の取り組み
健康な歯を守る、削る・抜くを最小限に抑えた治療
当院では、将来的に自分の歯をできるだけ残すことを大切にし、「できる限り削らず・抜かない治療」を心がけています。予防歯科を重視し、むし歯の発生を未然に防ぐことに力を入れています。また、表面麻酔や電動麻酔注射器、温かい麻酔液を使用して治療の痛みを軽減し、歯医者が苦手な方やお子さまも安心して通える環境を整えています。
痛みを抑える当院の麻酔における工夫
表面麻酔
麻酔注射を行う前には、歯茎に表面麻酔剤を塗布し、針を刺す際の痛みを軽減しています。表面麻酔剤を使うことで、数十秒で皮膚が麻痺し、注射針が刺さる感覚が鈍くなり、痛みへの恐怖が和らぎます。
極細の注射針を使用
麻酔注射に使う注射針が細ければ細いほど生じる痛みは小さなものになります。当院では現代の歯科治療で使うことの出来る注射針の中でも最も細い極細の注射針を使用し、麻酔注射の痛みを最小限に抑えるよう努めております。
電動麻酔器
当院では、麻酔の際の痛みを軽減するため、電動麻酔注射器を使用しています。手動では不安定になりやすい圧力や注入速度を、電動の力で一定に保ち、痛みを大幅に軽減することが可能です。
カートリッジウォーマー
麻酔液を体温に近づけることで、温度差による不快な痛みを防いでいます。
冷たい麻酔液は体温との温度差で痛みを感じやすくなりますが、カートリッジウォーマーで温めてから注入することで、患者様にとってより快適な治療を提供しています。
むし歯について
むし歯になる原因
むし歯の原因は、細菌バランスの崩れと口腔内環境の変化
むし歯は、口内の細菌バランスが乱れ、酸性に傾いた口腔環境が主な原因です。不規則な食生活や磨き残しにより、歯垢が蓄積し、それが糖分と結びついて酸を排出することで、歯のエナメル質を溶かしむし歯が進行します。また、歯の強さや唾液量といった体質的な要因もむし歯のなりやすさに影響を与えます。
当院では、患者様の個々のお口の環境に応じた予防プログラムを提供し、清潔で健康なお口を維持するサポートを行っています。
歯質
歯質の強さは生まれつきのものですが、フッ化物の使用や噛むことによって唾液分泌量を増やし、再石灰化を促すことで強化することが可能です。酸に対する抵抗力を高め、むし歯に強い歯質を維持するためのケアを積極的に行いましょう。
糖分
むし歯の原因となる細菌は糖分を分解する際に酸を排出し、それが歯を溶かす原因となります。食後の口腔内は酸性に傾きやすいため、砂糖控えめの食生活を心がけることや、間食の時間を決めることでむし歯予防に効果的です。
細菌
歯垢に含まれる細菌を減らすには、日々の歯磨きの習慣や、定期的な歯科検診が欠かせません。当院では、フッ化物やキシリトールの活用を通じて細菌の活動を抑え、清潔な口腔内環境の維持をサポートしています。
むし歯の早期発見・治療をおすすめする理由
- 痛みを感じる前に対処できる
- 何度も通院せずに済む
- 治療期間が短くなる
- 治療費が安く済む
- 初期の段階であれば簡単な処置で済む
むし歯の進行段階と治療法
C0 (ごく初期のむし歯)

症状
歯の表面にあるエナメル質が溶け始め、白く濁って見える状態です。この段階では痛みやしみる感じはありません。
治療法
適切なブラッシングやフッ素塗布により、進行を止めたり治癒が見込める場合もあります。
C1 (エナメル質のむし歯)

症状
エナメル質のむし歯が進行し、黒ずみが目立つ状態です。冷たい飲食物がしみることがありますが、痛みを感じることはまだ少ないです。
治療法
むし歯部分を削り、レジンなどの歯科用プラスチックで詰め物をすることで治療が完了します。
C2 (象牙質のむし歯)

症状
むし歯がエナメル質の内側、象牙質まで進んだ状態で、冷たいものや甘いものにしみたり、痛みが出ることがあります。
治療法
むし歯の部分を削り、インレーと呼ばれる詰め物で補修することで治療を行います。
C3 (神経まで達したむし歯)

症状
むし歯が神経に到達し、熱いものがしみるほか、何もしていなくてもズキズキとした痛みが発生します。
治療法
神経を除去し、根管内を消毒後、薬剤を詰める根管治療が必要です。その後、クラウン(被せ物)を装着し、歯の機能と見た目を回復させます。
むし歯が悪化してしまったときの治療「根管治療」
むし歯が神経まで達した場合には、抜歯が必要なケースもありますが、根管治療を行うことで歯を残せる可能性が高くなります。根管には歯の神経や血管が含まれており、むし歯菌がここまで進行すると歯の機能が失われ、最終的には抜歯が必要になる場合も。根管治療では、汚染された神経などを除去し、内部を洗浄・消毒することで歯の保存を目指します。
根管治療が必要なケース
むし歯が神経に達すると、日常生活に支障をきたす痛みや不快感が現れることがあります。次のような症状が見られる場合は、根管治療が必要かもしれません。
- 何もしていなくても歯が痛む
- 冷たい物や甘い物がしみる
- 歯ぐきを押すと痛みを感じる
- 歯をかみしめた時に痛みがある
根管治療は中断せずに完治させましょう
根管治療の成功には、徹底したむし歯菌の除去が重要です。しかし、細かく入り組んだ根管内を完全に清潔に保つのは難しく、通常は複数回にわたる治療が必要となります。症状が落ち着いたとしても、治療を中断すると再発のリスクが高まるため、最後まで治療を完了させることが肝心です。当院では、皆様の時間を大切にしながら、最善の治療を提供できるよう努めておりますので、ご協力をお願いいたします。