矯正歯科を行う理由
悪い歯並びによる悪影響
歯への影響
虫歯・歯周病リスクが高まる
歯並びがデコボコしていると、歯と歯の間に汚れが溜まりやすくなり、更に歯ブラシが細かい部分に届きにくくなってしまいます。
残った汚れの中の細菌によって、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
治療効率が悪くなる
歯並びや噛み合わせが良くないと、矯正治療ではない一般的な歯科治療を行う際に治療が複雑になったり、治療効率が悪くなってしまう可能性があります。
身体への影響
顎関節への負担や消化不良、更には全身に悪影響が出る恐れも噛み合わせが良くないと顎関節に負担がかかったり、食べ物を上手に噛み切れないまま飲み込むことになるため消化不良になってしまうことが増えます。
更に、全身のバランスに悪影響を及ぼせば頭痛、めまい、肩こりなどの症状を引き起こす原因となる場合もあります。
身体の成長を妨げてしまう場合も
成長期を歯並びが悪いまま迎えた場合、骨の成長やお口周りの筋肉の成長を阻害してしまい、お顔が歪んでしまう可能性があります。
十分に噛むことが出来なかったためにうまく栄養が摂れず、全身の発育に遅れが出てしまうこともあります。
心への影響
噛むことや発音が上手に出来なくなってしまう場合がある
歯並びによっては、発語や発音が上手に出来なかったり、食事にまで悪影響を及ぼしてしまうことがあります。周りの人から指摘されることに苦痛を感じたり、上手に出来ない自分にもどかしさを感じたり、場合によってはコミュニケーションそのものをストレスに感じてしまうこともあります。
精神的な負担となってしまうことも
歯並びが良くないことから見た目にコンプレックスを感じてしまうと、大きく口を開けて思いっきり笑ったりなど、周りに歯並びが見えてしまう表情を避けるようになったり、精神的な負担になってしまうことがあります。
子どもの矯正治療
第一期矯正治療(初期治療)と第二期矯正治療(本格治療)の2段階治療
まだ子供のうちから矯正治療を開始すると、成長段階ならではの治療を行うことが出来るため治療効率が高まり、お子さまにかかる負担や費用を軽減することにつながります。
東海リバーサイド歯科では勝手に矯正治療を開始することはございません。まず、お子さまのお口の中の状態をチェックし、矯正治療が必要な状態かどうかの判断を行います。
矯正治療が必要だと考えられる場合にはお子さま一人ひとりの症状に対して最も適した治療プランを立ててご説明を行い、ご納得いただいてから治療を開始しております。
出っ歯、受け口などお子さまの歯並びで気になる部分がございましたら、どんな些細なことでもお気軽に当院までご相談ください。
第一期矯正治療(2歳半〜12歳頃)
乳歯と永久歯が生えている混合歯列期という、生え変わりの時期に行う治療です。
第一期矯正治療は歯並びを治すというよりも、歯並びが悪くならないように予防し、正しい歯並びに成長するよう促すことを目的としています。
一人ひとりお子さまの成長に合わせ、歯列の幅の拡大や顎の成長促進または抑制など、幅広い治療を行うことが可能です。
取り外し可能な矯正装置が多く、痛みもほとんどないためお子さまへの負担も軽く済みます。
第二期矯正治療(12歳頃〜成人)
永久歯が生え揃ってくる時期から開始する第二期矯正治療には年齢制限がなく、大人の方でも矯正治療を行っていただくことが可能です。
基本はワイヤーとブラケットを使った一般的な矯正装置である「エッジワイズ治療」を行いますが、白いワイヤーや透明なマウスピース型矯正装置など、目立たずに矯正治療が出来る矯正装置のご用意もございます。
歯並びが整うと、見た目が美しくなるだけでなくしっかりと噛むことが出来るようになります。
子どもの矯正治療で用いられる主な矯正装置
マウスピース型矯正装置
マウスピース型矯正装置を使った矯正治療では、取り外し出来る専用のマウスピース(トレーナー)を使用します。マウスピースを着用する時間は寝る時と日中1時間のみと限られており、食事中やお友達の前ではつけなくてもいいため、毎日の生活や精神的な負担にもならず、ほとんど痛みもありません。
歯並びを悪くしてしまう原因である口呼吸、指しゃぶり、不適切な舌の位置などの悪習癖を正すだけでなく、お口周りの筋肉の使い方を改善し、お子さまのお口の正常な成長を手助けします。
大人の矯正治療
大人になってからでも矯正治療を行うことが出来ます。
矯正治療というと子供のうちから行うものだと思っていらっしゃる方も少なくありませんが、矯正治療を始めるにあたって年齢制限はありません。
費用や身体への負担や治療効率を考え、まだ子供のうちから矯正治療を開始されることをお勧めしてはおりますが、最近では大人になってから矯正治療を開始される方も増加しています。
美しい歯並びは見た目のコンプレックスを解消出来たり、歯周組織、顎関節、筋肉への負担が軽減され、日々のケアを行いやすくなるため虫歯や歯周病予防にもつながります。
矯正装置についても、透明なマウスピース型の装置や歯の内側につける装置など、目立ちにくく見た目を気にせずに矯正治療を行えるものもあります。大人になってしまったからもう遅いということはありませんので、この機会に矯正治療を始めてみてはいかがでしょうか。
大人の矯正治療で用いられる主な矯正装置
インビザライン(マウスピース型カスタムメイド矯正装置)
インビザラインはプラスチック製のマウスピース型矯正装置で、透明で目立たず、取り外しも可能です。
コンピューターシミュレーションによって目標とする歯並びまでの段階分けを行なったマウスピースを作製し、およそ2週間ごとに新しいものに交換することで少しつづ歯並びをきれいにしていきます。
患者様一人ひとりお口に合わせて作製した精密なマウスピースを使って治療を行なっていくため、理想的な美しい歯並びを最小限の負担で実現することが可能です。
※インビザラインは完成物薬機法対象外であるため医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
表側矯正(マルチブラケット)
表側矯正(マルチブラケット)
ブラケットと呼ばれる装置を歯に装着し、そこにワイヤーを通して歯を移動させ歯並びを整えていくという治療法で、幅広い症例に用いることが可能です。
当院では、強く歯を固定する必要があったり、ブラケットとワイヤーによる摩擦がある一般的な表側矯正ではなく「セルフライゲーションシステム」を使用しているため痛みを最小限に抑えて治療を行うことが可能です。
矯正装置の見た目が気になるという方は白いワイヤーを使用した目立ちにくい表側矯正をオプションで選べる場合もございますので、まずは一度ご相談ください。
舌側矯正(リンガルブラケット)
歯にブラケットを装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かすという部分は表側矯正と同じですが、舌側矯正では矯正装置を歯の内側に取り付けます。
表側矯正と比較すると治療期間が長くなる場合がありますが、矯正装置が目立ちにくいため周りの目を気にせず矯正治療を行うことが可能です。
歯科矯正用アンカースクリューを使用した矯正治療
アンカースクリューという、矯正治療専用のインプラントを一時的に埋め込み、そこを支点として矯正を行う治療法です。
インプラント治療で使うインプラント体とは異なり、この治療法で用いる歯科矯正用のインプラントは短く細いため埋め込みの際もほぼ出血や痛みがありません。
外科手術を行う必要はありますが、従来よりも短い治療期間で済み、治療を効率的に行うことが可能です。
部分矯正治療
気になる部分だけ矯正することも可能です
「治療費用や期間が気にかかり矯正治療に踏み切ることが出来ない」「一部の気になる部分だけ矯正したい」そんな患者様のご要望にお応えできるよう、当院では部分矯正も行なっております。
局所的に矯正装置を取り付け、限られた本数や気になるところだけを集中的に治療することで治療期間やかかる費用を大幅に抑えることが可能です。是非一度お気軽にご相談ください。